紙の書籍と電子書籍 〜読書体験の違いとKindle端末欲しい病〜

2015年8月29日,物欲•小物Kindle,電子書籍,物欲•小物

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ども、takanaです。
最近、仕事で「業務のペーパーレス化」に関わる検討をしていたりします。

そんな状況なものですから、ディスプレイで書類を見ることによるメリット・デメリット(と、概ねその裏返しになるであろうと思われますが、紙で書類を見るメリット・デメリット)なんてところが色々と気になっていたりします。

透過光と反射光での脳のモードの違い

そんな折、自身の読書経験_紙の書籍を読む時と電子書籍を読む時の違い_と照らし合わせて、「なるほどなぁ」と妙にしっくりきた記事に出会いましたので、ご紹介。

プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ – A Successful Failure

以下、ちょっと長いですが上記の記事から引用させてもらいます。

つまり、発光型デバイスであるモニタを見るときには、脳はパタン認識・くつろぎモードになるため、文書を見ても全体を絵柄として捉え細部に注意がいかなくなり、ぼんやりとくつろいで見ることになり間違いに気づきにくくなる。一方、紙にプリントアウトすると、それは反射光となるため、脳は分析・批評モードに切り替わり、文書を細部まで細かくチェックすることが可能となる。そのため、間違いに気づきやすいというわけだ。文章をチェックするときに、一旦紙にプリントアウトして見ることは、理に適った行動なのだ。

コレ、私の感覚とすごく一致するのですよね。

例えば。

私、本を読む時は(良い意味でも悪い意味でも)気になった箇所にマーキングする(紙の書籍では付箋を貼り、電子書籍ではマーカーを引く)のですが、総じて、紙の書籍の方がマークしている数が多い気がします。

ちなみに、冒頭の写真は以前ここでも少し書いていた「40歳からの会社に頼らない働き方」を読んだ時にマーキングした付箋です。
紙の書籍ならば、大体この写真と同じくらいか、1冊につき少なくとも十数箇所はマーキングするのですが、電子書籍だと「少ない時はマーキングしたのが2〜3箇所」なんてことがあったりします。

あと、仕事で誰かに資料のチェックをしてもらうときも、(相手が遠方にいるのでなければ)電子データだけで確認をお願いするのではなく、「メールで電子データを送りつつ、印刷物も渡してチェックをお願い」するようにしています。

こうした方が、(抽象的すぎて「じゃあ、どうせえっちゅーのよ?」というような指摘・意見ではなく)「なるほど」とこちらも納得できる理由・内容で指摘をもらえることが多い気がしています。
#ちなみに、電子データでも送るのは、「紙でチェックしたあとに、電子データで校正までしてくれる」という、親切な人もいるからです。なお、私が人からチェックを頼まれたときは、必ず印刷してチェックしています。

言われてみれば・・・という程度ですが、確かに電子書籍を読んでいる時は「ふんふん、ふむふむ」と理解しながら読んでいるつもりでも(&理解は確かにしているハズですが)、スラスラッと流して読んでしまって、「ん?」とか「アレ?」とか、「何か引っかかる感覚」が少ないような気がします。

これまで紙でチェックした方が確認が捗るのは、「一覧性が高い」というのが一番の理由だと思っていたのですが(&それも確かにあるのだと思いますが)、上記の記事を見て「なるほどー脳の反応かー」といたく感動しました。

紙の書籍と電子書籍の使い分け

となると、「物語に入っていったほうがよさそうな本」は電子書籍で読んだ方が素直に楽しめて、「アイディアや気づきを得たくて読んでる本」は紙の書籍で読んだ方がよい・・・というような、紙の書籍と電気書籍の使い分けも思いつきます。

#「推理小説を推理・塾考しながら読みたい」向きの方は、物語でも紙の書籍が良さそうとか、このあたりは人それぞれですし、そんな単純なものでもないかと思いますが。

Kindle端末欲しい病

それで、私はどちらかというと「引っかかりながら読みたい」タイプなので、紙の書籍で読む方が、自身が求める「読書体験」に近い読書ができるのかな?と。

ただ、電子書籍の利便性_主に「置き場所に困らないこと」と「異様に高い携帯性」の2点_を知ってしまった今となっては、なかなか紙の書籍に戻れないのも事実です。
(最近本を買う時は、「電子書籍が発売されているなら、電子書籍版を購入する」のがアタリマエになっていたので・・・。)

とゆーワケで、Kindle端末がものすごく欲しくなっています。(Kindleや楽天koboのようなE-Ink利用している電子書籍リーダーは「反射型デバイス」ということですので。)

で、Kindle端末を買うならば、

ということで、これはもうプライム会員(3,900円/年)になるしかないな、と完全に私の財布はAmazonさんに絡みとられつつある状況になってきています。

#ちなみに私も今日初めて知ったのですが、Kindleオーナー ライブラリーは、「月に1冊無料でもらえる」のではなくて、あくまで「月に1冊無料で読める」ということで、前月に読んだ本を返却すると次の本が読めるようになるという、「月に1冊、無料で貸し出し」に近いようなサービスらしいので、勘違いしないように、ちょっと注意が必要です。

とゆーワケで、またしても散財してしまいそうな予感がしています。

ではでは。

2015年8月29日,物欲•小物Kindle,電子書籍,物欲•小物

Posted by takana